脳卒中の診断・治療
脳卒中は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つの病気からなり、いずれも意識障害、麻痺や痺れ等が突然起こり、重篤な後遺症を残すことのある病気です。
急性期脳疾患の治療は、時間との戦いです。
迅速かつ正確に治療適応の有無を評価して、1分でも早く、患者さんの病態に合った治療を開始できる高次病院に連絡、呼吸循環管理の下、搬送いたします。
発作する前に、3DマルチスライスCT(当院CTA、CTP)やMRI(他院紹介検査)などの検査によって、兆候を発見することができます。
また、脳卒中になりやすいタイプも分かってきています。
下記のような方はご注意ください。
- 大量飲酒が常態化している
- たばこを吸っている
- 運動不足
- 肥満
- 味の濃いものが好き
- 高血圧
- 糖尿病
- 心臓病(不整脈など)
- 予防・治療
先ずは、健診などで脳梗塞のリスクをチェックします。
血管が詰まるリスクの高い方は、血栓をつくりにくくする薬を処方いたします。
また、既に動脈硬化(血管が硬く、血液が詰まりやすい状態)がある場合は、手術になる場合もあります。
脳梗塞は、日本人の死因でも上位に来る恐ろしい病気ですので、発症する前に、是非当院にご相談ください。